【映画評】エクスティンクション 地球奪還(3.5点)
*ネタバレ含みます
今日の映画は「エクスティンクション 地球奪還」
(原題:Extinction)
私の評価は:☆☆☆+ (5点満点)
3.5点でした。
あらすじはこちら;
地球が攻め入られる悪夢に悩まされるピーター。ある日その悪夢が現実となる。侵略者は何者なのか、夢に隠された真実とは。
家族に愛想を尽かされ気味のさえない男のピーター(俳優:マイケル・ペーニャ)が、なんともいい味を出しておりました。次々といろんなことが起こっても動じない、有事には近くにいてくれたら安心できそうなお父さんです。
95分という短めの時間でちょうどよく、これ以上は引っ張れないだろうなというところ。かといって続編をつくる必要もない、いい感じでまとまっておりました。
クローバーフィールドが好きな人は楽しめると思います。
(ここからネタバレ含みます。未鑑賞の方はご注意ください。)
私が感じたことは;
- 夢が現実となり、いったい何が侵略者なのか?という前半のスリリングな展開はよかった
- 次女!人形とかどうでもいいよ!!と案の定ピンチに追い込まれる
- 侵略者と少しの邂逅 = のちの伏線か?と思ったら無事回収されてよかった
- しかし2度目の次女!!がんばって!!これなかったら1度目のピンチも意味がないので次女の2回のミスが揃って初めてシナリオが成り立つのはよくわかる
- でも次女にはやきもきさせられました
- 本編のクライマックスは2箇所。一つ目は侵略者の中身が知れるところ
- 私もびっくりました。同じ人間か!と。
- さらに畳み掛けるように2度目のクライマックスで、主人公たちが人造人間で、かつて人造人間に地球を追われた人間たちが、地球を取り戻しにやってきたとのこと
-
原題を直訳すると「絶滅」ですが、日本語タイトルでは「地球奪還」が付け加えられています。ここでタイトルの意味が合点。いらないけど
- 思い返せば侵略される側の服装がシンプルな色のものばかりで、人形や作り物を思わせるデザイン。クライマックスで主人公たちの正体がわかると非常に納得できます。
-
クライマックスは2度ですがどちらも静かに持ち上がる感じ。もちろん主人公ピーターもショックは受けていますが、結構度胸があるというかあまり大きなリアクションもなくなんとか受け入れるピーターさん。その度胸のおかげか、視聴者としてもじわじわショックが来るのでした。
- ラストはこれから戦争始まります、っていうのですがまぁ続ける意味ないでしょう。
某カップ焼きそばみたいな名前のベン・ヤング監督。他の作品を調べてみましたが、猟奇殺人の映画を撮られていました(アニマルズ 愛のケダモノ : 作品情報 - 映画.com)。私の好みではないのでこれは観ないです。