【映画評】TAU / タウ(3点)
*ネタバレ含みます
2018年6月公開のSFスリラーである。
(赤い三角が人工知能のタウさんです)
私の評価は:☆☆☆(5点満点)
あらすじはこちら;
完璧なAIロボット製作のための被験者として発明家に拉致されたジュリア。だが、荒んだ生活の中で身に付けた処世術を武器に、ハイテク施設からの脱出を試みる。(Netflixから抜粋)
タイトルのTAUはサイコパス発明家が家の管理を任せている人工知能(AI)の名前。
「人間とは何か?」と問いかけながら主人公のジュリアと徐々に心を通わせていく。タウが人間に近く様と、主人公ジュリアのガッツの高さが見所の映画である。
時間は97分と手頃な長さ、決してだれることなく最後まで観れました。
(ここからネタバレ含みます。ご注意ください。)
簡単にコメント羅列します;
- タウがほぼアイアンマンのジャービス(JARVIS)
- ものすごくハイテクロボットにハイテクな研究所の割に、被験者の檻がずさんで簡単に吹き飛ぶ
- ものすごい豪邸に住んでる割に、数十億の契約とるのに必死になって人の命まで奪うのはあまりモチベーションとして理解できなかった
- 主人公ジュリアの話術が巧みなのか?タウ、簡単に心開きすぎ
- 研究を全て葬り去るスイッチ、建物を瓦礫にするだけだと犯罪すぐにあばかれるのでは?
- 宅配人とかに顔も家も割れてるし。
- そもそも人拉致しなくても、お金で被験者つれてくればいいんじゃない?
と、突っ込みどころは多いですがそこも含めて楽しめました。
自分を生み出した創造主には従うでしょ?、と困惑気味に問いかけるタウにジュリアは答えます。
They gave me life, but I did the rest. I created me
(命をくれたけど、自分は自分でつくる)
この辺りを作者は強調したかったのかな?と思いました。
登場人物は少ないですがコンピュータグラフィックはとても綺麗です。
SFスリラーとしては「CUBE」ほどドキドキもハラハラもしませんが、さくっとみるにはよろしいかと。
タウの声はゲイリー・オールドマンさんだったんですね。全然気づきませんでした。
それでは、また。