【雑記】コミュニケーション能力とは
◇ 外国の方とのコミュニケーションは言葉ができれば万事OKか??
シリコンバレーで3ヶ月間過ごした日本人起業家の方とお話をさせていただいた。
起業に至る経緯、これまでのこと、そしてこれからのこと多くのことを気さくに話してくださり非常に刺激になりました。
いろいろ話してくださった中で印象に残ったのが;
やはりコミュニケーションは難しい!
ということ。
彼は世界中の起業家が集まるハッカーハウスと呼ばれる下宿で日夜多くの議論を重ねたそうです。多様な国出身の方々が話す特徴的なアクセントやイントネーションはもちろん一筋縄では聞き取りできず苦労されたそうですが、彼の意図されたことは語学力についてではありませんでした。
◇ 話題がわからない、どんな話題を提供すればいいかわからない
サウジアラビアの国王はなぜスタートアップの支援をしないんだ?
例えばこんな質問が出て、各自が意見を述べ合う。硬いディスカッションではなくて、ビール片手に雑談をする。石油が、絶対君主制が、地政学的になど多くの意見が出る中で、文法としての意味はわかるが自分自身が背景を知らないために話についていけない、意見を出せない。そんな歯がゆい思いをたくさんされたそうです。
中東出身あるいは欧州出身だと他国との関係が切っても切り離せず、自然と情報が入り、興味を持つのでしょうか。 日本にいるとそこまで世界情勢が自分たちの生活につながることを感じることも少なく、感度が高くないのかもしれません。
グローバルな環境に身を置くことは、多様な文化や地域の情報についての知識を得ているかどうかはコミュニケーションを活発化するには大変有効であると思います。
なんの話題であるかが分かれば、きっと自分の意見も言いやすくなるでしょう。ひいては自信にもつながるのではないでしょうか。
また、話を伺った方は挨拶からの短い会話も難しかったとのこと。
A: How are you?
B: I:m fine...
A: ...
他の入居者と挨拶を交わした時の、ほんの軽い言葉のやりとり。
考えてみると些細ではありますが米国に住んでる人はお話が上手だなと感じます。
カフェやレジで並んでいるちょっとの時にもさらっと会話します。
A: How are you?
B: What's up?
A: You look awful.
B: Too much beer last night
A: haha. Keep it up, have a good day.
これって英語であるとか日本語であるとか言語の問題ではないのでは?と感じました。
日本は文化的に知らない人とこういった会話をする機会が少ないために不得意ということはあるかもしれません。ですがお話が上手な日本人も多くいらっしゃることを考えると英語を学べば前述のように会話が弾むようになるかというわけではなく、会話を弾ませるスキルは別に存在すると思うのです。
私は日本語であろうとなかろうと、ちょっとした会話が非常に苦手なので、会話を弾ませるスキル向上させたいなと思います。決しておしゃべりで社交的になりたいわけではなく、挨拶をもらった時におどおどすることなく円滑に気持ちよくその瞬間を乗り切りたいからです。
◇ 相手に、世界に興味を持つ
ではどうすればいいの?という点については画期的な解は我々二人では出せませんでした。出てきたのは下記のようなとても一般的なこと;
- わからないことはすぐに相手に確かめよう
- 完璧な文章は求めない
- 世界に広く興味を持とう
- 話し相手に興味を持とう
これができたら苦労はしない!と言ってしまえばそれまでですが、一項目の「わからないことはすぐ相手に確かめる」というのは意識すればできるのではないかと思うのです。恥ずかしながら私は意味のわからない言葉や内容が理解できないことが会話の中で出てきても相手の話を遮ることへの躊躇や、知らないということを相手に知られるのが恥ずかしいという気持ちでついそのまま聞き流してしまったり、曖昧に笑ってごまかすということをやってしまいがちです。今後は言語にかかわらず、意識して積極的にわからないことは確認して行こうと思います。
今回は以上です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。